冊子の作り方

印刷物のデザイン外注料金の相場

デザイン料金の相場(料金表)

印刷物のデザイン料金の相場は、媒体や会社規模、業種などによって異なります。下に、一般的な料金相場を記載しておきます。
※下記は一般的な料金相場で、当社の料金ではございません。

媒体別のページ単価の相場(表紙を除く)

 媒体       本文ページ単価(A4・カラーの場合)
 広報誌・機関誌  15,000~50,000円
 会員誌・会報   15,000~50,000円
 社内報      12,000~50,000円
 会社案内     30,000~80,000円
 パンフレット   20,000~50,000円
 リーフレット   20,000~50,000円

上記料金には幅がありますが、いくらになるかは主に以下の項目によって決まります。

・総ページ数 ・クライアントが求める品質レベル
・ページによるデザインの差異 ・作成すべき図表の数と複雑さ
・提案するデザインの数 ・画像素材の調達必要度
・原稿整理の必要度 ・修正の量と内容

デザイン以外にかかる費用

冊子やパンフレットなどの印刷物を完成させるためには、さまざまな工程が必要とされます。「原稿と写真・資料を渡せば、あとはデザインと印刷をするだけ」ではありません。見積書の内容検討などにご参照ください。

編集費(ディレクション費)
打ち合わせ、方向性の検討、提供された原稿の整理、過不足のフォローアップ、デザイナー・コピーライター等への指示、スケジュール調整・管理、品質チェック、修正確認などを行います。発注者側はこの部分の経費を削りたいと考えがちですが、そうすると品質が下がるほか、さまざまなトラブルやフラストレーションを引き起こしやすくなります。

DTP費
Desktop Publishing(デスクトップパブリッシング)の略で、パソコンで印刷用のデータを作成することです。デザイン費に含まれる場合と、デザイン費とは別立てにする場合とがあります。

画像調達費
写真やイラストなどの画像を入手するための費用です。画像は有料のものもあれば、無料のものもあります。たとえ無料の画像であっても、それを探し出す手間がかかりますので、料金が加算される場合があります。

素材パーツ作成費
図表作成、図版トレース、マーク作成、パース作成などがこれにあたります。作成にどのくらいの技術・時間を要するかによって料金が変わります。

イラスト作成費
新たにオリジナルのイラストを作成する場合に必要となります。小さいカットなら1点数千円以内で収まりますが、複雑で大きいものになると料金が高くなります。

原稿作成費(コピーライティング費)
原稿をイチから書き起こしてもらう場合に必要な料金です。料金は内容や文字量によって異なります。

リライト費(原稿チェック費)
リライトとは、文章をチェックしてより良く手直しすることです。原稿作成費の予算が少ない場合は、クライアントご自身が書いた原稿をプロのライターにリライトしてもらうという方法もあります。

取材費
現場に出向くスタッフの時間を拘束する料金と考えていいでしょう。場所、所要時間、件数などによって異なります。

写真撮影費
プロカメラマンかどうか、何をどこで撮影し、何点掲載するか、などによって料金が異なります。デジタルカメラの精度が高くなってきたため、ライターが兼務するケースもあります。

印刷費
格安の通販印刷会社から老舗の印刷会社までさまざまで、会社によって料金体系が大幅に異なります。経費を考えると最も抑えたい部分でしょうが、「安いから」という理由だけで頼むと、刷り直しの憂き目にあう可能性もあります。会社ごとに一長一短があり、入稿データの作り方も変わってきますので、慎重に選びましょう。